高血圧を放っておくと命の危険性も! 医師が教える自宅でできる 高血圧セルフチェック!


こんにちは!doctor
西新町二丁目クリニックの斎藤です。

突然ですが

最近息切れや動悸、顔や足のむくみでお困りの方はいらっしゃらないですか?

もしかしたらそれは高血圧による症状かもしれませんよ。
今日は高血圧についてお話ししようと思います。

 

 高血圧って?

高血圧とは、読んで字のごとく血圧が高い状態のこと。

心臓はポンプのように血液に圧力をかけて、血管に送り出しているんだ。血液の圧力によって血管の壁が押される力、それを血圧と言います。

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心臓から送り出される血液の量と血管の硬さにより血圧は決まります。

繰り返し測定した上の血圧が140mmHg以上、下の血圧が90mmHg以上あれば、「高血圧」と診断されるんです。

血圧が高いと血管にストレスがかかり様々な症状が・・・

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血圧が高い状態をそのままにしておくと、血管の壁に高い圧力がかかり続け、血管の壁にストレスがかかりつづけます。

その結果、動脈という血管の壁がだんだん厚くなり、硬くなっていきます。これを動脈硬化と言います。

 

 日本人の死亡原因のうち、約3分の1は動脈硬化が原因

動脈という血管は全身に張りめぐらされて、必要な栄養や酸素を全身の臓器に運ぶ道路のようなもの。
動脈硬化が進むと、血管が詰まったり、もろくなった動脈が破れたりします。
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血管が詰まると、その先に、大切な酸素や栄養が行き届かなり、その細胞は生きていけなります。

例えば、脳の血管が詰まると脳梗塞、破れると、脳出血、心臓の血管が詰まると、心筋梗塞など命に関わったり、重篤な後遺症を残す危険な病気に発展してしまいます。
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実は、日本人の死亡原因のうち約3分の1は動脈硬化が原因での病気でお亡くなりになっています。
しかも、突然前触れなく襲いかかってくるので、予防が大切なんです。

 

 これだけでは終わらない高血圧。心臓肥大や心不全も

他にも高血圧によって引き起こされる病気があります。心臓から送り出そうとする力に、抵抗する力が大きくなるので、心臓にも負担がかかってきます。

その結果、心臓の壁の筋肉が厚くなります。
この状態を心臓肥大といい、心臓に負担がかかっているサインの一つ。
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心臓肥大は、心臓が頑張り続けて筋肉が厚くなります。
人が休みなく働き続けると疲れてしまうのと同じで、心臓は人が寝ている間も含め一日8万回~10万回ぐらい動き続ける働き者だから、ついには、ばててしまってポンプの力が弱ってしまいます。
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心臓のポンプの力が弱った状態を心不全といい、全身に十分な酸素や栄養がいきわたらなくなります。

疲れやすく、少し動くと息切れや動悸がする。また、反対に、心臓に血液が戻りにくくなるため、足のむくみや、顔面のむくみなどがでてきます。悪化すると、命にかかわることもあるから非常に恐ろしい病気です。
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 腎不全までも引き起こす可能性が

腎臓は細かい血管の集まりでできているので、そこに高い圧力がかかり続けると腎臓に負担がかかり、痛んでしまいます。
腎臓は、体の中のいらない老廃物を尿から外に出す役割を担っているので、腎臓に力が弱ってしまうと、老廃物や余分な水分が体の中にたまってしまいます。
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これを腎不全といい、悪化すると最終的には人工透析といって、機械を使って血液を取り出し、腎臓の代わりに老廃物や余分な水分を取り除き、キレイになった血液を体の中に戻す治療が必要になることもあるから大変です。
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 血管の種類で引き起こされる他の症状

血管には、道路に例えると国道のような一番の大きな通りである、大動脈という血管があります。
高血圧が大動脈に与える影響によって起こってくる病気には、大動脈解離、大動脈瘤破裂などがあります。

大動脈解離とは、大動脈という血管は、内膜、中膜、外膜という、3つの層から成り立つバームクーヘンのような構造になっていて、高血圧が大動脈に負担をかけ続けると、その膜の間に亀裂がはいる現象です。
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また、大動脈瘤とは大動脈にできる血管のこぶのことを「大動脈瘤」と言います。
症状のないうちにだんだんと大きくなり、風船が膨らみ続けると、いつかはさけてしまうのと同じように、
大きくなりすぎると、ある日突然破裂してしまいます。

高血圧が引き起こす突然死の原因にもなり、起こると残念なことに、ほとんど助かりません。

 

 自宅でできる高血圧セルフチェック

厄介なことに、高血圧はほとんどが無症状。
知らないうちに、心臓や血管に負担をかけて命に関わる恐ろし病気を引き起こすために、「サイレント・キラー(沈黙の暗殺者)」とも呼ばれています。

未然に防ぐためには、こまめに血圧を測定すること。
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実は、市販の家庭血圧器で血圧を測定するのが大切なんです。
病院の中や検診センターなどの慣れない環境では、緊張して血圧があがることもあるので、リラックスできる環境で正確な血圧をこまめに測定するには自宅で測定する方がいいんです。
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セルフチェックのポイント
医療機関で測った繰り返しの血圧が、上が140mmHg以上、下が、90mmHg以上を高血圧と診断されます。

家庭では、上と下の値をそれぞれ、5mmHgずつ引いた値、つまり135mmHg以上もしくは、85mmHg以上を高血圧と診断します。
病院の中など、環境が変わると緊張しますので、普段より血圧が上昇します。
そのため、リラックスしている環境での数値を重要視するため5mmHgずつ引いた値を使用するのが適しています。

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測定器のポイント
測定器には「手首式」と「上腕式」があるのをご存知でしょうか?
手首式の方が、服をまくらなくて便利ですが、手首の動脈の血管は浅いところにあるので、血圧計と血管の位置がずれやすく、測定ごとの変動がやや大きいのと、測定結果がやや高めに出る傾向があるといわれています。
そのため、「日本高血圧学会」では上腕式での測定を推奨しています。
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大手の量販店では、3000円から5000円ぐらいで十分な性能のものが購入できます。決して高価なものは必要ありません。
選ぶポイントは、最近は各メーカー間で性能の大差はないので、デザインや金額などの好みでOK!
ただし、一つだけ大切なのは、先ほども言ったように、「手首式」ではなく「上腕式」を選ぶことです。

 

測定のポイント
1)基本は素肌の上から
厚い服の上から測ると値が不正確になるので、できれば、素肌の上、もしくは、薄手の衣服の上から測ってください。

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2)測定する時間
朝の寝起きと、夜寝る前の一日二回測定をしてください。
活動すると血圧が変動してしまうため、色々と行動する前に測定しましょう。
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夜は、入浴もすませてパジャマにもきがえて、いよいよ寝ようかなってときがオススメ。

3)測定の姿勢
いすに座った状態で、背筋を伸ばし、血圧計をまいた位置がほぼ心臓の高さになるようように机に手を載せ、2-3回ゆっくりと深呼吸してから測定してください。
緊張して測ると、本来の数値より高くでてしまいますよ。
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4)測定回数
血圧計をまいたまま、2回連続で測定することも大切です。
自分で測定したことがある人なら経験があると思いますが、一回目の方が高くでることが多いんです。
回数を重ねるごとに、徐々に下がっていくことが一般的なので正しく2回連続で測定することがポイントです。

よく5-6回測って、一番低い数値を記録して外来にもってきてくれる患者さんがいますが、これはNG。
測定回数を重ねるたびに、腕の血流が滞るので度に、測る度に測定値が低くなってきます。そのため、不正確な数値になってしまうため、測りすぎは良くありません。

 

 隠れ高血圧に要注意!?

最近では「隠れ高血圧」別名「仮面高血圧」というのも最近問題視されています。

検診のときには、血圧は正常の範囲ですが、職場などではストレスの影響で、実は血圧がずっと高血圧の基準値を超えてしまっている場合があります。職場ともなると長時間その状態が続くため、知らない間に血管や心臓が痛んでしまっている人が本当に多いんです。

仕事中に強いストレスを感じているような人は要注意ですね。
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そんな場合は、医療機関に相談して、「ABPM」と呼ばれる24時間血圧を測定できる検査がオススメです。
30分間隔で自動的に血圧を測定して、データを残せるので、寝ている間も測定できるので、夜間の測定にも対応できて非常に便利です。

 

 女性は50歳前後が要注意!

女性は低血圧の人が多いから、高血圧とは無縁じゃない?って思っている方はいませんか??

そんなことはありません!
若い時に血圧が低めであっても、安心はできませんよ!

確かに女性は、「エストロゲン」という女性ホルモンによって動脈硬化を起こしくいのですが、50歳前後の閉経期以降は、血圧が上がってくるケースも非常に多くみられます。きちんと血圧測定や健康診断を受けることが大切です。
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 血圧が高いなと感じたら当院へ!3つの治療法でサポート!

セルフチェック等で血圧が高いなと感じたら西新町二丁目クリニックへご相談ください。

当院では3つの高血圧の治療方法でサポートいたします。

1)食事療法
2)運動療法
3)薬物療法
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高血圧は、塩分の取りすぎが原因の一つになることが多いため、
当院ではクリニックではめずらしい「専属の管理栄養士の先生」がいます。
二人三脚で減塩のサポートを行い、血圧を改善する食事療法に力を入れています。
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栄養指導ってなんだか怒られそうで・・・と思っている方、ご安心ください(笑)

当院では、「キッチンスタジオ」というカフェのような明るい空間でリラックスして受けられるよう工夫しています。
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指導っていうと、上から目線になるので、「食事相談」というネーミングで、食生活の習慣の課題を一緒に考える等、患者さんに寄り添った治療によって改善できるよう定期的にサポートしています。
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薬に頼らない治療
医療機関によっては、検診で血圧が高いことを指摘されて、相談に行くといきなり薬を出されるところもあるみたいだけど、現場で聞く多くの患者さんから「できるだけ薬を飲みたくない」という本音をよく耳にします。

そのため、患者さんのニーズをきちんとお伺いして、それぞれの患者さんに適した最適な治療方法を一緒に考えていきます。ただし、高血圧の重症度によっては、大切な患者様の健康をお守りするために、初めから薬を使わざるを得ない場合もあります。
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受診の流れ

1.まず、看護師による問診をおこないます。いつごろから?自覚症状はありますかなど、必要な内容を、細かく優しくお伺いいたします。
ドクターには、言いにくいことも、女性の看護師さんへは、言いやすい場合もあります。
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2.問診のあとは、管理栄養士の先生との食事相談です。初回の方は、約30分程度。
二回目以降は20分程度お時間をみてください。

普段の食生活の習慣をお伺いすることにより、治療方針を判断するための大切な情報となります。
初回だけではなく、受診の度に定期的に行うことにより、診察・治療の一環として改善のサポートをさせて頂きます。(食事相談は、平日は9時から17時、土曜には、第1土曜日の9時から12時30分まで)
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3.それらの情報をもとに、最終的に診察を行います。
緊急性がなく、臓器障害もなさそうと判断される際には、まずは、家庭血圧測定を1-2週間記録して頂き、本当に高血圧があるかどうか、もしくは、緊張して血圧が一時的に上がっているだけなのかを診断します。

 

2週間以内であれば、無料で血圧計の貸出しを行っています。
また、1日に摂っている塩分量を自宅で簡単に尿から調べることのできる塩分濃度計も無料で貸し出しを行っています。
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検診で高血圧を指摘されたら、薬を飲まなくても改善できる可能性がありますので、早めの受診をおすすめしています。

少しでも血圧が高いなと感じたら当院へお気軽にご相談ください。

 

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 ○西新町二丁目クリニック
○高血圧について

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