皮膚科
当院では、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医として、一般の皮膚科診療(保険診療)も行っております。
皮膚でお悩みや気になるものがある時は、ぜひ皮膚科を受診してください。
乾癬とは、表皮の角化細胞の過増殖、分化異常を特徴とする慢性炎症性疾患と定義されています。厚い白色の鱗屑(フケ)を伴う、赤く盛り上がった皮疹が、 頭部や肘、膝、すねなどに沢山出てきます。全身にみられることもあります。痒みは伴う場合と伴わない場合があり、皮疹の程度やかゆみの程度には個人差が 大きいです。また、乾癬の患者さんは、皮疹だけでなく、手指や足首などの関節の腫れや痛みを伴うことがあり、関節症性乾癬といいます。日本人の乾癬患者 さんの10 ~ 15%は関節症状を伴うといわれています。乾癬には、皮膚のみの症状である尋常性乾癬、関節症状を伴う関節症性乾癬、発熱や小膿疱を伴う膿疱 性乾癬、全身が真っ赤になる乾癬性紅皮症に分類されます。当初皮疹のみで尋常性乾癬と診断された患者さんに、数年後に関節症状が出てきて関節症性乾癬に 移行することもあります。
原因は不明ですが、遺伝的な要因に、外的要因、免疫学的要因が合わさって発症するといわれています。また、メタボリックシンドロームや、目のブドウ膜炎、 炎症性腸疾患、高血圧症、高脂血症、糖尿病、肥満、高尿酸血症、脳血管障害、動脈硬化、心筋梗塞などを合併していることがあり、また乾癬があると、これ らの疾患のリスク因子にもなりますので、それぞれの疾患について積極的な治療が必要です。
乾癬の治療は、大きく分けて、外用療法、内服療法、注射、紫外線療法があります。外用療法は、皮膚の炎症を抑える副腎皮質ステロイド外用剤や、表皮の過 剰な増殖を抑えるビタミンD3外用剤があり、症状の程度や効果により単剤で用いたり混合剤を用いたりします。また、紫外線には過剰な免疫反応を抑える効 果があり、治療に用いられます。以前はUVAにソラレンという毒性のある物質を併用していましたが、最近は毒性のある物質を用いることなく同等の効果を 発揮できるナローバンドUVBが一般的です。中等症以上の患者さんや、関節症状のひどい患者さんには、内服や注射の治療を行います。内服には、免疫細胞 であるリンパ球を直接抑えるシクロスポリン、表皮の角化異常を抑制するビタミンA 製剤、抗リウマチ薬である抗炎症作用のあるメソトレキセート、免疫細胞 内でサイトカインの刺激を下流に伝える物質を阻害するJAK 阻害薬、PDE4という酵素を阻害することで炎症性サイトカインを抑制する免疫調整剤のアプレミ ラストがあります。内服の中では、JAK 阻害薬が、比較的ピンポイントに乾癬に関係する細胞だけを抑制するため、効果は高いです。JAK 阻害薬はすべての乾 癬に使用できるわけではなく、関節症性乾癬にのみ保険適応があります。注射は生物学的製剤という、乾癬に関与する炎症を起こす物質(サイトカイン)を選 択的に阻害する薬剤です。JAK 阻害薬と同様、ピンポイントに作用するため、効果が高いです。生物学的製剤は沢山種類があり、患者さんの症状や生活様式に 応じて選択します。乾癬のJAK 阻害薬、生物学的製剤は、呼吸器内科との連携などの施設条件が必要であり、使用可能な施設が限られています。
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西新町バス停下車
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