高濃度ビタミンC点滴はこんな方におすすめ

高濃度ビタミンC点滴とは？

ビタミンCにはコラーゲン合成、抗ウイルス作用、免疫増強作用をはじめとして多くの働きがありますが、点滴により経口摂取を上回る効果を得ることが期待されています。

なぜ点滴なのか・・・

経口摂取の場合：ビタミンＣは経口の場合吸収が点滴より悪く、すぐに排泄されてしまいます。
点滴の場合：ビタミンＣの経口摂取に比べ、点滴は直接血中に投与できますので、ビタミンＣの血中濃度を20～40倍以上にできます。点滴の方がからだの隅々にビタミンＣが行き渡りやすく、高い効果が期待できます。

高濃度ビタミンC点滴の特徴

ビタミンCが高濃度で血中を流れることにより、様々な細胞を老化させたり、免疫を下げてしまう活性酸素を除去することが可能になります。
活性酸素は過剰に増えると、血管を硬くしたり（動脈硬化）、免疫を下げて風邪をひきやすくしたり、癌細胞が増えやすくなったり、疲労感を感じるようになります。
お肌では、メラニンを増やし、コラーゲンを壊し、くすんだハリのないお肌にしてしまいます。
活性酸素は加齢とともに増えますが、ストレスがかかったり、喫煙、大量の飲酒、不規則な生活、日焼けによっても増えていきます。
サプリメントとして飲む量ではそれらを防止する効果までは期待ができません。
高濃度でビタミンCを血中に流すことがポイントです。

高濃度ビタミンC点滴の効果

ビタミンCの美肌効果

シミの原因である、メラニン色素を抑制し、お肌にハリや弾力を与えるコラーゲンやエラスチンなどをつくります。また水分を強力に挟みこむセラミドの生成を促し、みずみずしいお肌にします。余分な皮脂の分泌をおさえきれいな毛穴を保つことでニキビを予防、抗炎症作用でトラブルを改善します。

美容以外の効果

抗酸化作用

若々しく健康でいるためには、体のサビを防ぐこと｢抗酸化｣が重要です。細胞を老化させる活性酸素を減らし、体の酸化を防ぎます。

疲労回復効果

ビタミン剤の経口内服に比べ血中濃度を効率よく高めるため、疲労倦怠感の回復に即効性があります。また、日々のストレスの積み重ねで発生する活性酸素を抑え、健康的なホルモンの働きを促し、ストレスに対応できる体をつくります。

免疫力の向上

体内のウイルスや病原菌を排除する｢白血球の機能｣を強化して免疫力をアップします。

がん予防

癌細胞は毎日少量発生していますが、それを自分の免疫能力で増えないようにしています。つまり、免疫能力が下がると癌を発症させてしまうので、免疫を下げないようにすることはがん予防にとても大切なポイントになります。抗酸化作用と免疫力を上げるビタミンCはがん予防に注目されています。高濃度では抗酸化作用と免疫力向上でがん細胞の発生を抑えます。また、超高濃度ではがん細胞を減らすことも確認されています。

歯周病治療・対策

歯周病を始め、歯科治療領域でも、菌を減らす効果が期待されています。

高濃度ビタミンC点滴の治療間隔

即効性もありますが、ビタミンCは体内に貯蔵できませんので、定期的に行うとより効果的です。
月に1～4回を目安に受けてください。
例えば、風邪をひきかけている、疲労感が強い、日焼けしてしまった、ストレスがかかったというようなときは、間隔をつめて受けられることをおススメします。免疫低下予防、がん予防に対しては2週間毎がおススメです。
点滴のお時間は12.5gの場合、約30分、25gの場合40～50分です。初めて受けられる時は、点滴している腕のあたりに重だるい痛みを感じることがありますが、点滴速度をゆっくりしたり、ホットタオルで温めると痛みは軽減されますので、遠慮なくお声がけ下さい。

高濃度ビタミンC点滴の費用